ゆずき通信第14号発行

ゆずき通信第14号を発行いたしました。

ぜひお読み下さい。

 

◆お客様の心情に寄り添って・・・◆

こんにちは!ゆずき不動産事務所(富士宮相続相談センター)代表の柚木(ゆずき)克哉です。ゆずき通信第14号をお送りいたします。よろしくお願いいたします。

 

さて、先日、ご実家を売却されるお客様のその売買契約のお手伝いをさせていただいたのですが、そのときに、ハッとさせられることがありました。

 

ご実家を売却されることになったYさん(男性)。Yさんは昨年6月にご実家を相続されました。ただ、Yさんはすでに別のところに住まれていて、ご実家が空き家に。当然、固定資産税の支払いはあり、火災保険の支払いもありました。もともとYさんは売却を考えられていて、早い段階で私たちのところにご相談に来てくださり、私たちが買主さんを探すことになりました。

 

すると、思っていたよりも早く買主さんが見つかりました。私たちも懇意にさせていただいている建売業者さんが買ってくれることになったのです。今回は売主さん側でお家の解体もして更地の状態で引き渡すという契約になりました。

 

これはよくあることで、Yさんには私が信頼している解体業者さんをご紹介し、そして、滞りなく事が進んでいきました。

 

ところがです。このあと解体という段階で、Yさんから突然言われました。

 

「解体の日がわかったら、教えてくれませんか?」

 

と。私から

 

「わかりました。何か気になることでもありますか?」

 

と聞いてみると、こう答えられました。

 

「やっぱり両親が土地を買って家を建てて、自分はそこで生まれ育ったから写真を撮りたいんです」と。

 

私はそれを聞いたときに、ハッとさせられました。私の中で解体というのは、この売買の契約をスムーズに進めていくための一部に過ぎず、とにかく滞りなく進めていくことばかりを考えていました。「写真を撮りたい」と言われ、私はそこまで思いが至っていなかったと反省しました。

 

不動産は高額で財産の中でも大きなウエイトを占めるものですが、その人の人生、その心情的にも大きなウエイトを占める重要なものです。もちろん、スムーズに進めることは大前提ですが、そういったお客様の心情にもしっかり寄り添って仕事をしていきたいと改めて強く思いました。

 

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